「ワーキングガール」のビジネスバッグ・・・シュレジンジャー(Schlesinger)
先日、部屋の片付けをしていたら懐かしいバッグが出てきました。
シュレジンジャー(Schlesinger)のバッグ
当時流行った「ワーキングガール」(1988)という映画でハリソン・フォードが
メラニー・グリフィスにプレゼントしたのがこのバッグ。
とあるマンハッタンの証券会社で上昇志向はあるものの
学歴がないため上にあがることができず秘書に甘んじていた
女性のサクセスストーリーです。
このメラニー・グリフィス演じるテスがステップアップしていく途中で
ハリソン・フォードからプレゼントされるものです。
この映画で本国アメリカでもこのシュレンジャーを買ったニューヨーカーが多くいたようですね。
私もこれが今アメリカで流行っていると雑誌で見て
また当時のアメリカではエルメスをも凌ぐステイタスブランドということで
”大人の男が持つブリーフケースはコレ”なんてミーハー心で買ったような・・・(笑)
で、2年くらい”ここぞ”という時には使ってましたが
カバン自体が2kgという重さからかいつしか使わなくなりお蔵入り
二十数年ぶりに出してみるとホコリもかぶって革も白っぽくなってました。
箱にもいれずそのままバッグ用の棚に立てて置いてたんでね~^^;
妻が「いいじゃんコレ」と言ってミンクオイルで磨き始めたら
これがなかなかイイ色に復活!
中も特にカビることなくキレイでした。
でもこの保存方法で実は正解でした。
革製鞄の保存方法には要注意!!
高級なカバンになると箱に入れたり、袋に入れて大事にしまいがちですが
日本は湿度が高いので湿気がこもってしまい
カビの原因・貼り付けのノリがベタベタにということもあるので
注意が必要です。
風通しのよい、日焼けしないところに置いて
たまには外に出してやり、クリームなどで手入れするのが
一番いい方法のようですね。(カバンの材質ごとで手入れ方法は違いますが)
このシュレジンジャーのブリーフケースは植物タンニンなめしベルティングレザー
ベルティングレザーは丈夫で光沢があり、使い込むほどに革に含まれた油分が浮きだして
色が深くなって味が出てくるんですよね。
本来は市販のクリーナーやミンクオイルなどは使わず柔らかい布での手入れで
いいようですが、さすがに20数年ほったらかしだったのでミンクオイルで
油分を薄く補充するくらいでちょうどよかったんじゃないかな^^;
すっかりイイ感じに復活したシュレジンジャー
この年令で持つのもいいんじゃないかと思って
最近また”ここぞ”?という時に持っています。
やっぱりいいモノ買っておくとこんな楽しみがありますね。